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マグダレナ・コジェナー/我が母の教え給いし歌

昨年のベスト盤に挙げたものについて暇を見てポツポツ書いていこうと思う。
まずはこの一枚から。

マグダレナ・コジェナー/我が母の教え給いし歌

これはチェコ民謡に関する声楽作品を集めたアルバム。ヤナーチェクやドヴォジャーク、マルチヌーの定番はもちろん、シュルホフやノヴァーク等による珍しい曲も含まれていて、どれも魅力的だ。なかでもペトル・エベンによるギター伴奏の曲は、コジェナーのしっとりした美声が活きていて収穫だった。エベンの歌曲をもっと聴いてみたくなった。

ブルノ出身はコジェナーは、幼い頃より母親からこうした歌を聞かされて育ったそうで、これは個人的な色の強い選曲らしい。そのためか、どの曲からも格別の共感が伝わってくる。また、彼女自身が母親になったせいか母性的な安定感が備わったようで、それはジャケットのポートレートの表情からも伺える。まさにタイトルどおり「我が母の教え給いし歌」。

ライナーノートに掲載されているコジェナーのインタヴューはとても興味深い。

私の母はプロの歌手ではなかったけれど、歌うのが大好きで本当に沢山の歌を知っていました。我が国には子供に歌を歌ってやる特別な伝統があり、それは他の西欧諸国にはない位に強いものなのです。各家庭で歌を子供たちに歌い継ぐのは本当に大切なことだったのです。

ヤナーチェクがオペラでメゾソプラノの役をもっと書いてくれていたらと残念に思います。しかし、彼は、広い声域をカバーする、衝撃的で感情的なドラマチックソプラノの強靭さを必要としたです。

ここに録音した歌の多くは私とは長い付き合いです。どこに行こうと、リサイタルでは、このうち何曲かを選んでいます。これらは私の血肉となっていて、これらを歌うのはお仕事ではないんです。

エベンはとても宗教的な人で、彼の作品にスピリチュアリティを聴くことが出来るでしょう。私はこの曲集が大好きです。これは紛うことない現代曲だといわれるでしょうが、彼は古い詩を用い、それを自分の目や耳を通して私たちに示したかったのです。私は彼の音楽を学生の頃から歌っています。彼はチェコ人にとり本当に重要な作曲家です。彼の歌曲はとても良く書けていて、選んでいる詩がどれも魅力的です。


コジェナーは、あまり知られていないが幅広い作風をもつチェコの作曲家たちの歌曲をリサイタルで取上げたいと述べている。そういえば彼女のDGデビューもチェコの作品集だった。第3弾を待望したい。
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