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短編映画 From the intimate letters

先日の記事でも触れたが、フロイトの生地プシーボルでフォークロアのフェスティヴァルを毎年開催されているマリエ・シュポヴァ(Marie Šupova)さんよりヤナーチェクの短編映画のDVDを頂いた。シュポヴァさんは、ヤナーチェクとフロイトで町興しを企画していらっしゃるとのことで、知人の映像作家エドアルド・モツェクさん(Eduald Mocek)が制作されたヤナーチェクの短編映画を当会会員に観て欲しいとのことだ。

intimateletter01

Z listů důvěrných
From the intimate letters (ないしょの手紙から)
Eduald Mocek監督
(17m27s, 2008)

これは、ヤナーチェクが晩年の愛人カミラ・ステッスロヴァーに宛てた”ないしょの手紙”のナレーションにイメージ映像を合わせた17分ほどの短編映画である。映像は、ヤナーチェクが愛した温泉保養地ルハチョヴィツェや生まれ故郷フクワルディの風景、ブルノのヤナーチェク邸(現、ヤナーチェク記念館)やマーヘン劇場等の様子が、歴史的な画像と重ねられ、役者が演じるヤナーチェクとカミラのイメージ映像も挿入される。音楽は基調として弦楽四重奏曲第2番”ないしょの手紙”が全編にわたって鳴り、シーンによっては手紙の内容に関する曲(グラゴル・ミサ、『イェヌーファ』、『カーチャ・カバノヴァー』)も挿入されている。

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感心したのは、なにより映像が美しく、編集が非常に巧みなことだ。モラヴィアの自然は我が国と同様、四季折々に繊細な表情をみせるが、それらが瑞々しい映像として見事に捉えられている。そして、その移ろいがヤナーチェクの楽想の変化とマッチするように編集され、映像にヤナーチェクの言葉が詩のように共鳴し、味わい深い作品に仕上がっている。

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制作者のモツェクさんは、玄人はだしのアマチュア映像作家として有名な方で、14のコンクールで全て優勝し、現在はベルリンのコンクールに出品中とのことだ。作品からは優れた映像センスだけでなくヤナーチェクへの深い知識と愛情が伝わってきて心地良く、繰り返し観ても飽きない。私のこの感想がモツェクさんやシュポヴァさんにも伝わればと思う。

※当会会員で、この映画に興味のある方は私までご連絡下さい。DVDをお貸しします。

Filmdat PhDr. Eduard Mocek

Profesionální amatér Eduard Mocek
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