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ヤナーチェク、グラゴール・ミサについて語る~その2

ヤナーチェクがグラゴールミサについてリドヴェー・ノヴィニに寄稿した文章(1927年11月27日掲載、前回記事)を書いたすぐ後、彼の晩年のミューズである美貌の人妻、カミラ・ステッスロヴァー(写真)に宛て手紙をしたためている。

以下、Janacek: Glagolitic Mass (Cambridge Music Handbooks)に収録された英訳より日本語訳する。

***

●レオシュ・ヤナーチェクよりカミラ・ステッスロヴァーへ
(書簡、1927年11月25日)

この作品は12月5日に初演される。私はキリストの磔刑時に天が裂けて開いたという伝説を描写したかった。私は、その時の雷鳴と電光を描いたが、もしカミラが天の入口に現れるなら、この場面はもっと楽しげにしたろう。

今日、私がこの曲でどのような聖堂をイメージしたかについて綴った。私はルハチョヴィッツェに居たのだ。素敵じゃないか。私たちにとってこんな幸せな場所はない。この聖堂は高くそびえ、尖塔は天に届かんばかり。そこには蝋燭が点っている。それは背の高いモミの木で、てっぺんには小さな星々が煌いている。聖堂から聞こえてくる小さなベルは、羊の群れからのものだ。そんな聖堂が12月5日、この作品で描かれる。

しかし、今にしてみれば続きがある。カップルが緑の芝のカーペットが敷き詰められた小道を通って聖堂に入場していく。彼らは婚礼を挙げたいのだが、奇妙なことに二人しかいない。司祭よ来たれ。ナイチンゲールやツグミ、アヒルやガチョウたちが歌い、彼らの長が小柄で優しげな黒髪の女性を先導する。そう、それは愛しいカミラだ。

夢は終わり、君がもうまどろんでいても、私は君を想って恍惚としているのだ。

***

妄想全開。
こういうのを訳すのは作曲家の名誉になるのだろうか。
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